女の子
ダイヤの中にいる、美しい女の子。 僕は、彼女を。動かない彼女を、見上げている。
ダイヤの中
ひと気の無い木造の小屋。裸の電球が、天井から数個。間隔を空けて、ぶら下がっている。 隙間から吹く、風に揺れる電球と、光。 力無く、照らす電球の明かりは、部屋の中心にある、巨大なダイヤの中に、浸透する。 人ひとりを、包み込むほどの巨大なダイヤの塊。 縦長な楕円を上にして、天井まで、そびえ立つ。ダイヤの中に進入した光は、七色に屈折しては、合体して、反発して、ぶつかり合って。中心から、太陽のように放射する。 ダイヤそれ自体が、破格の価値のある物。国さえ買えるであろう価値を持つもの。だが、そんなものは、まったくの無価値の風のようなものだった。僕にとっても。 裸体の美少女。 巨大なダイヤの中心に。両手を、少し広げて。少し仰け反り。遠い天井を見上げる姿勢。美しいブロンドの髪。風に、なびくように動かない。長いまつ毛。気高い鼻。ふくよかな柔らかい唇。あごのラインの美しい切れ。長くほっそりとした首。鎖骨のくぼみと、滑らかな肩の傾斜。張りのある上がった、ふくよかな乳房。きれいに絞まった腰。誘うような、おしりのラインから。程好く豊かなボリュームの脚が、長く、美しく伸びる。そして、全身の肌は、透けるように。弾くように。反射する水面のように。白い製粉のように。綺麗。 完成された肉体の割りに、幼い顔の造形が。彼女の印象を、少女にさせている。 彼女を、取り囲み包む。ダイヤの層。邪魔だ。 まぶたは、閉じて。彼女は、眠っている。 よく見れば、見入るほどに。細かくダイヤが反射して、見えない。 僕は、彼女を、覗き込む。 近寄れない、力の無さ。触れられない、苛立たしさ。ぎゅっと抱けない、寂しさ。 5年前に見た。新聞に載っていた、白黒の彼女の、写真。今も、財布に常に入れている、ぼろぼろの写真。その写真を見ては、いつも焦がれて。会いたい。近づきたい。 生活の困窮にも、心が救われ。辛い日常にも、耐えられた。会いたい、一身。これまでの、家具屋の職を辞めた。 僕は、奇跡的に。彼女を介する周辺の、雑多の仕事に、就くことができた。 そして。初めて。ここまで、近づいた。 顔の表情は、僕と、同じ位の年齢だけど。母親のような、やさしい。やわらかい。暖かな。表情を、醸し。僕を、ほっとさせる。妹のようにも、愛らしい。大人のような肉体は、女を知らない僕の体を、熱くさせる。近づきたい、会いたい。いや。 自分のものにしたい。 いや。話したい。どんな声を。しているのだろう。聞きたい。どうしても。向かうことの出来ない、激しく優しく、湧き上がる感情は、ダイヤの外側を、包み込むだけ。 どうすれば、彼女を、救い出すことが、できるのか? ? 後ろから。物音。僕は、そおっと、回り込んで隠れた。
野望
「急げ!早くしろ!準備を、進めろ!何してる!」 俺は、苛立っていた。両手を、手を握り締め。歯を、軋ませる。巨額の資財を投じて。専門家30名と、人夫200名を、雇って。作業をさせているのに。仕事が、遅すぎる。苛立つ。いや、落ち着け。 ついに。俺は。ここまで、来たのだ。 ダイヤの中で、時が止まった、彼女は。 数十年、数百年。いや、専門調査団の見解により、数千年という。永い間、眠り続けてきた、少女。 その間に。彼女の美しさに、魅せられ、欲した。国王や、皇帝や、国まで。鈍才な男から、富豪の長者まで。無才から、天才の男まで。幾多の男たちが、強烈に彼女の、美しさを欲して。彼女を、自分の物にと、欲し。ダイヤの中から、彼女を、救い出すべく。行動を、起こしてきたが。生涯を掛けた者も。その誰もが。一人も。成功したものは、居ない。全ての男たちが。 失敗した。 ある者は、巨大な石や、ハンマーで叩き。ある者は、鋭利な剣で、叩き切ろうとした。硬質なダイヤは、剣も、弓矢も通さない。傷一つ付けることは、無かった。あらゆる試しが、なされたが。 古い文献から、ある国の王は、数千人を擁し。ダイヤの数倍の巨石を、ダイヤ目がけて落下させ。また、ダイヤ自体を、溶ける溶鉱炉に投げ込み。また、ダイヤを高山の崖から、追い落とした。という。 その全てから、ダイヤは、彼女を、守り抜いた。そして、時を経過しても、ダイヤの中の美少女の、年齢も、美しさも、一切が、変わらない。 無論。 愛情深い、王子の熱愛で、ダイヤが溶けることは無かったし。美少年のキスで、少女が目覚めて、ダイヤから出ることも無かった。 過去の男たちの、欲望の挑戦は、全て、徒労に、終わった。 そして。俺の番が、来たのだった。 俺の、目の前に、ダイヤに眠る彼女は、居る。目の前に。祖先から引き継がれてきた、巨万の富と。それを数千倍にした、俺の事業の成功。すべての富を、彼女に、注ぎ込む。 考えうる全ての、対応を試したが、失敗した。この俺も。残る対応は、あと、二つ。 火薬と、ダイヤにはダイヤ。だ。 まずは、火薬だ。 「火薬の分量に、間違いは、あるまいな?何度も言うが。中の女を傷つけては、元もこも無いぞ。」 俺は、傍らに居る。このプロジェクトの責任者に、威厳を込めて、急く心情を、押し包んで、言った。彼は、答えた。 「万全です。研究においても成功しています。これほどの巨大なダイヤは、手に入りませんが。世界最大のダイヤによって、実験を行いました。ダイヤを取り囲むように、石と鉄鋼で、ドームを造り、囲います。その中に、大量の調査、精査された、火薬を詰め込み爆破します。火薬の量は、まずは。1トンです。それでも、ダイヤが破壊されることは。ありません。ダイヤの周り。円周の表面を、数センチ削るだけです。そうです。数センチずつ削っていくのです。」 何度も聞いた、答えと説明だったが。彼は、また同じことを、言った。だが、不安と苛立ちを、多少は、解消できた。 俺の厳しい監視下の中で。俺に、雇われた人夫と、専門家の集団は、黙々と作業を進める。真下には、若い青年が一人、せっせと職人に付き添い、荷物を持って、せわしなく走るのが、見える。 火薬と、油と、燃える炭の匂い。うすく立ちこめる煙。自分の汗の匂い。 俺は、目線の先に浮かぶ、電球の橙の光を、見つめていた。 ふいに。幼い頃を。思い出す。 ダイヤの美少女は、祖父が手に入れた。巨額の富に任せて。祖父も、俺の父も、自分たちの妻以外に、美しい妾を何人も、侍らせていたのだが。いま生きている美女たちには、満足できなかった。祖父も、父も、ダイヤの中の少女に魅せられ、夢中になった。 そして、俺も。 俺は、幼い物心が付く前に、母を失った。兄弟も無く。乳母や、使用人には、事欠かなかったが。今考えれば、愛情に飢えていたかも知れない。ダイヤの中の美少女を、初めて見たのは、幼少の頃か。父に抱えられて、見た記憶がある。何を聞いていたのか忘れてしまったが、脂ぎった光輝く、父の目を、今でも覚えている。それからは、何度も見た。見に行った。毎日通ったこともあった。 そうだ。 俺は、ダイヤの中の彼女に。母を見ていたし。青年になって、他の女を抱いても、ダイヤの彼女を映していた。それから。多くの女を抱いて。妻を得たが。やはり求めるものは、彼女。 俺も、祖父や父と、同じだな。そう思うと、くすりと、笑える。祖父と、父は、既に、死んだ。 俺は、親子三代の願望と。数千年の男たちの野望を、遂げる。必ず。 隣には、引っ切り無しに、現場に指示を与える、責任者の声が、響いている。
爆破
三ヶ月後。結果は? 失敗した! たった今、石とコンクリートと、鉄の瓦礫の中から、ダイヤが、掘り起こされた。調査員の集団が、一斉にダイヤの周りに、取り付く。 ダイヤに、一切の傷は、確認できなかった。 落胆の空気が、あたりを支配し始める。俺は、瓦礫で足場の悪い位置で、バランスを取りながら、ダイヤの周りの瓦礫を、取り除く作業を、見つめていた。 「申し訳ありません。失敗しました。残念ですが。次は。火薬の量を三倍にして。」 俺が、現場監督に任じた、彼が、言ったが。俺は、遮って、言う。 「いや。次の策に移る。次は、ダイヤには、ダイヤに。だ。直ぐに。取り掛かれ。」 最新の削岩機の、圧力でも砕けなかった。削岩機の、鉄の真ちゅうの棒の先に、ダイヤを埋め込んでも、砕けなかった。 そして、最後。 ダイヤの瓦礫が、きれいに取り除かれ。ダイヤの周囲に、木枠の足場が、築かれる。段々の層の、人の高さの、棚になって。その間、あいだに、人が立てるようになる。ダイヤの周囲、天井まで。100人が、足場に位置する。 石切場、彫刻家、墓石屋など、削岩の職人が、老若合わせて100人を、用意した。 石には、必ず。目と。筋がある。と言う。一点の目を、あてがって叩けば、硬い岩盤であっても、容易に、砕けると。 監督の大号令の下。100人の職人が、注意深く観察して。思いの一点に、あてがい。渾身の、一打を、ダイヤの表面に与える。 周囲に、かん高い、打撃の音が、こだまする。 数時間。行い。 結果は? 失敗した。 俺は、落胆した。両手の握る力が、薄らいでいく。脚のももの筋肉が、失意によって、力を失い。直ぐにでも、この場で、へたり込んでしまいそうだ。 失敗した? この失敗は。俺の、自信を、失わせる。この仕事に対する自信と。俺が、今まで稼ぎ出した、仕事の自信と。俺が今まで生きてきた、自信が。スーと、俺の体から、引き剥がされる、思い。野望の自信が、削げ落ちる。 ダイヤの彼女が、欲しい。愛おしい彼女を、抱きたい。そして、彼女の愛情を、得たい。彼女からの、愛情が欲しい。俺の心に、純粋に、湧きあがってきた。 が。 次の瞬間に。失敗の現実は、俺に、大きな嫉妬と。怒りを、芽生えさせた。苛立ちが、俺の腹に、沸騰して。口から、吐き出しそうになる。 祖父と。父が。そして、過去の男どもが。諦めて、死んでいったように。俺もか?愕然が、狂意に、変わる。 俺は、現場の監督に、即座に、指示を出した。 「即刻に。大きな穴を掘って。ダイヤを、置け。そして。ありったけの火薬を入れろ。買い足して構わない。金に糸目は無い。そして、岩盤で。鋼鉄で。岩石で。塞ぎ。爆破させる!それでも無理なら。無理ならば。地中深く埋めるか。いや。海中の、深海の奥底に沈める。ダイヤは、俺のものだ。永遠に。彼女は、俺のものだ。」
僕
僕は、狂気に陥った、自分の主人を、後ろで、見ていた。 今。火薬に、点火され。目の前の、前方に。少し先の所に。爆音とともに、火柱が上った。身を震わせる、激震が、直ぐに走る。 僕の仲間たちの、職人や、専門家たちが、一斉に。もくもくと、黒煙をあげて、立ち上る、煙の柱に向かって、走りはじめた。 僕も、その後を、早足で、追う。 ああ。僕は、心配で、胸が高鳴る。ドキドキする。今日まで、ずっとだった。長い間。狂気じみた、僕の主人は、彼女に。殺意にも似た、仕打ちを与える。ああ。耐えられない。彼女の体が。彼女が。どうなってしまうのか?心配だ。 僕は、主人を、殺そうと。思ったことさえある。 彼女を、救えるのなら、僕の命もいらない。そう思える。僕が仕える親方から、この爆破が、失敗に終わった場合は。海の。深海の奥深くに。沈め落とすのだと。言った。 そんなことは、させない。絶対に。僕の愛する、ダイヤの中の彼女を、救うのだ。守るのだ。しかし。狂気の主人を、僕の一生を捧げて、刺し違える前に。 僕の主人の、失敗は。僕の、チャンスでもあるんだ。唯一の。 爆破は、失敗した。 光輝く、ダイヤと。ダイヤの中の美少女の、姿は。最初に、見たときから、何の変わりも無い。 あたりに、失意と呆然と、愕然の雲が、垂れ込み。主人は、身を震わせて。周囲の人たちは、主人の次の言葉を、恐れの中で、待った。 主人の口から、次の命令が、発せられる。直前に。 今。 僕は、今までの一生で、初めての。勇気を、振り絞って。火中に入る意を得た。怒れる主人の、前に、飛び出して、ひれ伏した。 「私の。ご。ご主人様。私に。チャンスをお与えください。一度だけ。私は、ご主人に、大恩を頂きました。今、それをお返しする時だと。」 僕は、間髪入れずに、続ける。 「私は、元々は。家具職人を幼いころから、営んでいました。また、長年の修行もして参りました。技術では、世界一番だと、心得ています。石や宝石のことは、わかりませんが。柔らかい木には、その木の切り方が。硬い木には、その木の削り出し方が。ございます。私は。その技術に優れております。どうか、お試しください。」 「また。私は。こちらにお世話になってからの、年月。仕事の合間に、ダイヤを削る修行を、日々繰り返してきました。私には、自信が、ございます。」 自信は、無かったが、そう言った。彼女のダイヤでは、試したことが無かった。でも、周囲に用意されているダイヤを使っては、技術を磨いていたのは、本当だった。そして、10回に1回は、小さな傷を付けることに、成功していた。力だけでは無い。宝石の弱点を突かなければならない。 僕は、平伏して。頭を、地面に押し付けた。 あたりは、静寂に支配され。注視は、主人に注がれた。 僕の主人は、怒りを抑えず。握った拳のまま。激怒の表情から出る、強張りの声。重い、悪魔の重低音で。言った。 「お前より。強い者。老齢な者。巧みな者。に試させたが、ダメだった。なぜ、歳若い。お前などに。やらせる必要があるのか?」 沈黙が、流れる。僕は、何も言わず。目の前の、地面の小石を、見つめている。 「では。やってみろ。」 主人は、歯軋りするように。怒りを抑えるように、重い声で、言った。 僕は、主人の顔を見れず。そのままの姿勢で、地面を見ながら。後づ去りで、後退した。そのまま、後ろに向き直る。 直ぐそこの、ダイヤまで、ゆっくり歩いて。たどり着く。ダイヤの表面に、手が触れる。 僕の。ダイヤの中の。美しい彼女。 また、逢えて、うれしい。どれほど心配したことか。必ず守って見せる。僕は、彼女の顔を見上げる。何故か。彼女の表情は、いつもと変わらなかったが。僕には、ニコリと微笑んだように。見えた。 ここに居る。すべての人たちの視線が、僕に注がれている。 僕は、震える手で。腰にぶら下げてある道具袋に、手を伸ばした。ノミとカナヅチを、取り出す。ノミの先には、ダイヤの小粒を埋めた。 ふうう。と深呼吸。 僕は、彼女のダイヤの一点に、集中し。冷静に。落ち着いて。ノミの先を、当てる。 右手に持った、カナヅチを、力を込めて。振り下ろした。 カーン。 美しく、きれいに澄んだ音が、周囲に、響いた。 失敗か?檄音では無く。弾き返された、きれいな音。失敗してしまったか? 一ミリの掛けた、ダイヤの破片が、地面に、落ちた。 ワ〜。周りからの、歓声。 確かに。確かに、彼女のダイヤに、一ミリの傷が、付いている。 これが、成功か失敗かは、主人が判断すること。決を下す前に、もう一つすることがある。 僕は、ご主人の前に、跳ねるように駆け寄り。足元に平伏して、言った。 「私の。ご主人様。ただ私だけが、成功しました。誰にも出来ません。私は、ご主人の為に。ご主人のご恩に報いる為に。ご主人の奉公の為に。私の一生を捧げる覚悟で。ございます。どうか。成功した暁には、ご主人の名が、未来永劫の世まで、残されるでしょう。」
そして
あれから。100年間。 僕は。いや。わしは、か。 私は、ただ一人、彼女のダイヤを削るものとして。主人から、その任を与えられた。広大な領地の、さらに奥の、奥に。 この仕事を進めるための。別宅と。作業場が、与えられ。そこに、私ただ一人が、配置された。週二回の私の世話係が来る、以外は、誰も、この場所へは、こない。 ダイヤの中の美少女。 を、私が、手に入れた喜びは、今も変わらない。私は、深い愛情を持って、彼女のダイヤを、削り出してきたのだ。 毎日。毎日。何時も。何時の日も。休み無く。休み無く。 しわ枯れた、手と腕は、力を無くしてきたが。技術は、反比例して上達していた。削るスピードは、増し。 私のノミは、彼女の透き通る、白い素肌に、達した。私の技術が、彼女の皮膚に触れずに、彼女の体から、ダイヤを切り崩していく。 そして、今日。 彼女が、開放される日。 誰も、知らない。この家の者も。今の主人も。私が、使えた主人は、とうの昔に死んだ。息子は、生まれずに、娘ばかり。今や、邪魔者は、誰も居ない。彼女は、私だけのものとなった。 美しい庭園。 赤。青。紫。桃色。黄色。白。色とりどりの、花が咲き乱れる、庭園の。蝶が、はためく庭園の。石畳の道を。私は、杖をついて。作業場へと。彼女の待つところへ、向かう。 彼女は。 白い、透き通る肌には、赤みが差し。手首には、脈を放つ。鼓動が、聞こえそうで。彼女は、息をしていた。だが、まだ眠っている。 ダイヤの中の美少女は。開放されて、生き返ったのだ。 生きている、目の前の彼女は、より美しさを、増している。 私は、両手を見る。しわ枯れた、しわしわの手。腕。そして体。顔も、そうだろう。仕方ない、100年という歳月が、経ったのだ。 やっとだ。やっと。彼女の美しい。肢体に、触れることが出来る。彼女を、抱くことが出来る。彼女の、髪に触れることも。顔にも。唇にも。数千年の数々の男たちが、熱望しながら。無念のうちに死んでいった。私は、勝ったのだ。全ての男たちに。さすがに、結婚も。妻にも出来んが。いや、愛を語りあうことも、あるかもしれん。まずは、話すこと。そして、意思を通わせることだ。 最後に、ダイヤのベッドから、彼女を、起こす。 私は。不釣合いな自分の、しわ枯れた両手で。彼女の、美しい白い肌の、腰へと伸ばした。触れる、瞬間。 「ちょっと。やめてよ!」 彼女が、起きた。目が大きく、くりっとして。かわいらしい美少女。長いまつ毛。異国の言葉?か古代の言葉か?私には、理解できない。ヘブライ語だろうか。表情は、驚いているようだが。 「触んな!くそジジイ!バカヤロウ!気持ち悪い!」 彼女は、ポンと、身軽に飛び降り。白い布を、一枚。体に巻きつけて。小走りに、去って行った。
おわり
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